コーヒー豆の種類と特徴
コーヒー豆売り場では、たくさんの種類、国の物が並んでいます。
一体どれを選んでいいのか、分からなくなってしまいますね。
私は、コーヒー豆の原産国と言えば、
気候が暑いだけなんでしょ~、と浅はかに思っていましたが、
実際に調べてみると、国ごとに栽培や気候の差で
コーヒーの味わいが微妙に違う点に気付きました。
焙煎後コーヒー豆の強豪国
焙煎を済ませたコーヒー豆には関税が上乗せされます。
それは約12%(^^;)
焙煎後の豆は、アメリカとスイスからの輸入が多いとされています。
生豆の原産国に比べて、一気に先進国といった感じ。
コーヒー豆を焙煎する機械の、設備投資に潤沢に資金が
使えるからなのか・・・
税金がかかって来るのは、アメリカのみで、スイスは無税で輸入出来ます。
日本のコーヒー豆輸入事情
コーヒー豆をほぼ輸入に頼っている日本。
現在、日本では47の外国からコーヒー豆を輸入しています。
日本におけるコーヒー豆の消費量
日本のコーヒー豆消費量は2016年をピークに減って来ています。
コロナの時代、外出規制などで、コンビニやカフェの利用が
減ったためと思われます。

うーん、当店でもイベントが次々と中止に💦
売上はガクンと減りました。
一方、場所別でコーヒー消費量を見たところ、家でコーヒーを
飲む家庭が増えてきています。
人口が減少する中、家でコーヒーをたしなむ方が増えている🎶
嬉しいことです。
人気のあるコーヒー豆の輸入元国
言わずと知れた、コーヒー3強国!
- コロンビア
- ベトナム
- ブラジル
です。
コーヒー生豆の輸入に関しては、
無税です。
それだけ、日本ではコーヒー生豆を生産することは
難しいと認められているという事なんですね~・・・
無税で、しかも日本からの距離が近い、ベトナムからの
輸入が、ビジネスチャンスに発展するかもしれませんね(#^^#)
アジア地域のコーヒー豆輸入国
東南アジアの気候は、コーヒー豆栽培に打って付けです。
「ASEANのコーヒー産業」と言われて、益々発展してきています。
ベトナム、インドネシアなどは、コーヒー豆の輸出大国となりました。
インドネシアからのコーヒー豆輸入
インドネシアと言えば、世界で最も高価な「コピルアク」の産地✨
ジャコウネコが食べたコーヒーチェリーが、消化酵素・腸内細菌によって、
独特な香りがする事が特徴です。
インドネシアでは、若者にコーヒーが愛され、
オーストラリアやアメリカの、コーヒー文化や習慣に影響されているそうです。

イスラム教の国では、コーヒーがアルコールに代わる飲料として、
親しまれています。
ベトナムからのコーヒー豆輸入
あまり知られていませんが、ベトナムはブラジルに次いで、
世界第2位のコーヒー豆の輸出国です。

世界のコーヒー豆流通量の99%を占める、
- ロブスタ種
- アラビカ種
がベトナム北部で栽培されています。
ベトナムの国内のコーヒー消費量は約6%程で、
残りは海外へ輸出されているそうです。
尚、主な輸出先は
- アメリカ
- イタリア
- ドイツ
となっています。

日本は上位に入ってませんね(笑)
更に農地を拡大していくことを、2030年までの目標に掲げています。
外資系の企業からの投資によって、ベトナムのコーヒー産業は
急成長❣
地元の人たちは、練乳と合わせたり、ヨーグルトと混ぜ合わせたり・・・
ロブスタ種は苦いから、これらとマッチするのでしょうね✨
エチオピアからのコーヒー豆輸入
エチオピアのコーヒー豆は、コーヒーの起源地として知られ、
その豊かな多様性と特徴的な風味が国際的に高く評価されています。

エチオピアのコーヒーは一般的に、
花のような香りや明瞭で洗練された酸味が特徴的です。
これは、エチオピアの土壌や標高の高低差、
独自の加工方法によるものです。
エチオピアのコーヒー生産は、従来の農法が根付いており、
小規模農家が手摘みでコーヒー豆を生産しています。

大変な作業ですね💦
エチオピアのコーヒーは
- 「イェルガチェフェ」
- 「ハラールゴ」
- 「シダモ」
- 「シデモ」
などの産地が有名で、これらの地域から輸入されるコーヒーは
高級品として世界中で求められています。

エチオピアのコーヒー豆は、品質が高いことが特徴です。
南米地域のコーヒー豆輸入国
南米のコーヒー豆の特徴と言えば、以下の4つが
挙げられるかな・・・と思います。
- まろやかでバランスが取れた味わい
- 豊かなアロマ
- 洗練された酸味
- 持続可能な農法の採用
コロンビアからのコーヒー豆輸入
コロンビアのコーヒー豆は、世界的に高い評価を受けるコーヒーの生産地として
知られています。

コロンビアのコーヒーは、標高の高いアンデス山脈で栽培され、
適切な気候と土壌条件が風味豊かなコーヒーを生み出す要因となっています。

美味しいコーヒー豆になるためには、標高が高いところで栽培されている事が、
大事な条件です。
多くの農家が持続可能な農法や社会的な取り組みに参加し、
フェアトレードの認証を取得するなど、
環境と労働者の福祉に焦点を当てています。
コロンビアのコーヒーは、そのまろやかで
バランスの取れた味わいが特徴であり、豊かなアロマが楽しめます。
コロンビアのコーヒー産業は、国内外で高い評価を受けつつ、
品質の維持と生産者のサポートに注力しています。
ブラジルからのコーヒー豆輸入
ブラジルと言えば、世界的なコーヒー生産の中心地であり、
国内外の市場において主要な供給源となっています。

ブラジルの主要なコーヒー産地には
- ミナスジェライス州
- サンタカタリーナ州
などがあり、標高や気温の違いにより異なる風味のコーヒーが生産されています。
輸入業者やロースターは、ブラジルのコーヒーの豊富な供給と安定性を利用して、
異なるブレンドやシングルオリジンのコーヒーを提供しています。
当店でもブラジルの生豆は、創業初期からの相棒です♪

アイスコーヒーには欠かせない豆です。
ブラジルのコーヒーは、豊かなコクとまろやかな味わいが特徴で、
グローバルなコーヒー市場で欠かせない存在となっています。
ペルーからのコーヒー豆輸入
ペルーからのコーヒー豆輸入は、高品質なコーヒーを求める市場において
重要な位置を占めています。

また、ペルーのコーヒーはフェアトレードや有機認証を
取得することが一般的です。
ペルーのコーヒーは、酸味が豊かでフルーティーな風味が特徴で、
世界的に高い評価を受けています。
当店は、ペルーのコーヒーを取り入れたことは無いのですが、
今後考えてみたいと思います。
コーヒー豆輸入と品質管理

コーヒー豆輸入に関しては厳しいチェックが行われます。

検査方法など記事にまとめてあります。
コーヒー豆の検査方法と検疫手続き
コーヒー豆を輸入した際には、検査が必要です。
生豆の状態なら、農林水産省植物防疫に検査を申し込みます。
病害虫が見つかった場合、消毒や廃棄になります。
食品衛生法に基づく検査では、農薬の残留基準などについて
検査が行われます。
持続可能なコーヒー豆輸入の取り組み
持続可能なコーヒー豆輸入の取り組み について、考えてみたときに、
2点が思い浮かびました。
①生態系への配慮
生態系への配慮への取り組みが大切だと思います。
有機農法や森林保護といった、環境に優しい農法が必要です。
②生産者への配慮
生産者の社会的・経済的向上がキチンと考えられていること・・・
労働条件や適切な収入がもたらされる事。
フェアトレードや直接取引によってもたらされれば良いと思います。
フェアトレードコーヒー豆の輸入と普及
フェアトレードコーヒー豆の輸入と普及は、
農家や労働者の福祉の向上を、目指す取り組みです。
フェアトレードは、適正な価格での販売や労働条件の向上を通じて、
開発途上国の農家に対する公正な報酬として、
コーヒー豆産業が一躍買っているのですね。
輸入に関して言えば、公正な貿易慣行に基づいて、
中間業者の役割を削減すれば、生産者に直接利益をもたらします。
普及には消費者の関心が不可欠で、
フェアトレードの認知拡大や商品の選択が重要です。
企業や小売業者がもっとフェアトレード製品を取り入れ、
消費者がその選択肢を支持することで、
農村の方たちの生活向上に役立ちます。
こういったことを踏まえて、コーヒー豆を選んでいけると
素敵ですね(^^)/
このブログを書いている人

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1975年生まれ、子育てはひと段落付き、夫と小さなコーヒー屋さんを運営。
余りお金をかけずに、副業的にコーヒー豆焙煎を楽しむ。
毎日の美味しいコーヒーに幸せを感じつつ、コーヒーの魅力をこのブログで発信中。
目標は好きなタイミングで、行きたい国へ暮らすように旅すること。
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